自閉症ってなんだ?

今朝、最新号(245号)のビッグイシュー四ツ谷駅前で買った。
この号は、東田君と山登敬之さん(精神科医)の対談。

東田君
≪僕は、人から注意されたことを、すぐに忘れてしまいます。≫

そうなんだ。

≪人は、外見ではわからない障害に、とても厳しいと思います。≫

そのとおり。

≪病気やけが人に親切にしたり、弱者を守ってあげたりする気持ちは、誰でももっています。≫

そんな気がする。

どれだけつらいか、痛いかは、一度でも似たような体験があれば、たやすく想像できます。けれど
も、見るだけではわからない病気や障害は、なかなか共感することができません。そのために、つい
自分を基準に判断してしまうのでしょう。

そうなってしまうなあ。

教える側も教えられる側も大変だと思いますが、想像ではわからないことがあるという事実を、み
んなにもっと自覚してもらいたいのです。

そうですね。

山登さん
≪一口に記憶といっても、目で見て覚える、耳で聞いて覚える、いらないことはさっさと忘れる、いらな
いことはさっさと忘れる、必要な時だけ思い出すなど、種類も働きもいろいろです。それぞれの場合で、
機能している脳の場所も違うし、記憶を貯蔵したり引き出したりするやり方も違うらしいんだけど、≫

これって、よく考えてみると、自分や自分の周りにいる人を比較しても、「そう言えば、そうかも」という
感じがする。自閉症者は理解不能の存在ではなく、わたしたちが自閉症の特性をまだ知らないだけな
んじゃないだろうか。