まんだらけが同じ被害に遭わないために
「鉄人28号」のような高価品(=絶対に万引きされたくない商品)は、
1)カギのかかるケースに入れて、鍵をかけておく
2)防犯カメラで1)のケース近くにいる顧客の動作を常時監視するという対策を取ればいい。
万引き犯は、カギのかかっているケースから「鉄人28号」を取り出すことはできない。ケースが大
きければ、ケースごと万引きすることもできない。ケースが大きくなくても、重量があれば、やっぱり、
万引きできない。持ち運びに便利なケースに入れていたら、カギにかけていても、無意味だ。
防犯カメラで常時監視していれば、万引きをしようとしている人の挙動は異常になるので、発見さ
れやすい。万引きしそうな人に、店員が「何か興味のある物がありますか?」と声を掛ければ、万引
き犯は自分が店員に見られていることを意識するので、万引きできなくなる。
まんだらけでは、
1)ケースに鍵をかけておかなかった
2)防犯カメラで顧客の常時監視をしていなかった
1)をやっておくだけでも、万引きは防げる。
1)では、顧客が商品に触れることができないというデメリットがある。1)を行わないのであれば、
2)をしっかり行う。
1)も2)もルーズにしておいて、あとから、「映像のモザイクを外すぞ!」は、わがままだ。
どこかでやっているアンケート調査によると、ルーズな管理で失敗した者の意趣返しを、多くの人
々が支持しているらしい。失敗に学ばないで、万引き犯に対する攻撃にのみ目が向く社会には、
万引きを防ぐ力は育たない。