無力感に陥らないでください!

 8月22日付朝日新聞が、秘密保護法のパブコメについて記事を書いてくれている。
 ありがとう。

 昨年9月のパブコメでは、たった15日間で約9万件が集まった。それに比べて、現在行われている
パブコメではそんな大量の意見は集まらないことは、最初からわかっていたことである。

 それは、去年のパブコメは、法案に賛成か反対かというものだったので、意見が出しやすかったの
に対して、いまやっているパブコメは、運用基準や政令の内容について具体的に意見を出すものだか
ら、ある程度の専門知識がないと意見が出せない。専門知識がなくても、意見を出すのは構わないの
だが、説得力のある意見になる可能性は低い。やむを得ない。

 この点について、情報公開クリアリングハウスの三木由希子さんは、記事中で、「秘密法施行を止め
るのは現実的に難しく、法に反対だった人は無力感に陥っている可能性がある」と指摘している。

 そうなのか。そういう感覚なのか。

 そうだとすれば、あきらめが良過ぎる。
 秘密保全の制度は、あるか、ないかの二分論だけで考えるべきではない。できたら、おしまい、と考
えるべきではない。できてしまった制度をいくらかでもまともにするために意見を出すぞ、という考え方
で取り組んで欲しい。

 私の意見は記事中に紹介されているが、秘密保護法が運用されれば、直接間接関わりを持つことに
なる人、なりそうな人は、不安や疑問や修正案を具体的にドシドシ出して欲しい。

 〆切りは今度の日曜日、8月24日です。