これが韓国の国家戦略なのか

時事通信 5月7日(木)11時27分配信
≪7日付の韓国紙・ソウル新聞は、旧日本軍の従軍慰安婦関連資料を国連教育科学文化
機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録するため、韓国などが国際連帯推進委員会を21
日に結成すると伝えた。元慰安婦がいる中国、北朝鮮、オランダ、台湾、フィリピンと共同
で登録実現に向けた作業を行う。≫

政権が国民の支持を失いかけているとき、最善の支持回復策は、外に明確な敵をつくり
国民の対決姿勢をしっかりみせることだ。
そうすることで多くの国民は敵対心を煽られ、
政権を熱烈に支持する。世界中で使い古された手法だ。

韓国の大統領と政府は、昨年の旅客船セウォル号沈没事故にまつわる大失態で国民の
支持を失い、その後、支持を回復する成果を挙げていない。

そこに韓国政府のこの動き。日本政府への対抗意識なのだろう。
国際的に有名な従軍慰安婦問題のネタを使って、中国、北朝鮮、オランダ、台湾、フィリピ
ンと連携して日本包囲網をつくり、世界の支持を得る。国民は大喜びして政権を支持する。
そういう図式なのだろう。

作戦としてはわかる。わかりやす過ぎる。
安部政権のいまだからこそ急ぐ必要があるのだろうか。
でも、いま急ぐことは日韓関係の将来を考えたとき得策なのか。目先の人気回復策でや
ろうとしているなら、すぐに国民に見抜かれ、見放されることになる。
そうはならないと考
えているのであれば、国民を愚弄している。本当に国際的に広い支持を得たいと考えてい
るのであれば、それこそ国民が望んでいることだと思うが、ことは慎重に運ぶべきだ。その
方が国民にも安定した支持が得られるはずだ。