「指導」という名の暴力

朝日新聞デジタル 5月14日(木)12時0分配信
≪愛知県教委は14日、豊田市立中山小学校の男性教諭(42)が、6年生の男子児童を床に
押し倒して蹴るなどの体罰を行い、背中の骨が折れる大けがを負わせたとして、減給10の1
(1カ月)の懲戒処分
にしたと発表した。教諭は事実関係を認めており、4月に名古屋地検岡
支部に傷害容疑で書類送検された。≫

加害者の先生の名前が匿名になっているのは、警察が発表していないからか、朝日新聞
控えているのか。一方的な傷害事件なのに、一般世間で起こったらあり得ない。
それにこの先生、書類送検されたということからすると、逮捕されていなかったのかもしれな
い。そうだとすれば、これも一般世間で起こったらあり得ない。

≪県教委によると、3月4日午後4時15分ごろ、教諭は同校の体育館であったバスケットボ
ールの試合での男児の態度を指導しようと男児の胸ぐらをつかみ壁に押しつけ、床に押し
倒して背中を足で
蹴るなどした。男児は3週間の大けがを負った。、

男児の態度」の内容はわからないが、とくかく問題があったのだろう。
「指導しようと」の中身が、男児の胸ぐらをつかみ壁に押しつけ、床に押し倒して背中を足で
蹴るなどか。学校の先生だと何をやってもとりあえず「指導」という名目で正当化か。

≪教諭は2011年10月にも、同校で学芸会の練習中に6年生の男児の足をねんざさせる
不適切な指導をしていた。≫

これも「指導」か。「不適切な指導」は指導なのか。日本語の用語法を意図的に捻じ曲げて
いる。
この先生は対話で子どもを納得させることがとても苦手なのかもしれない。そうだとすれば、
教育者に向いていないかも。いや、日本ではこれが普通の先生なのか。

この先生も学校も教育委員会も深いところでの反省がないのではないだろうか。逆に児童生徒が先生に対して同じことをしたらどうなるか。学校や教育委員会は同じように
守ってくれるだろうか。