吉本興業にがっかり

7/20(土) 16:34配信デイリースポーツ

 

「反社会的勢力の宴席での闇営業と金銭受領が発覚し、吉本興業から契約を解消された雨上がり決死隊宮迫博之(49)と、吉本から謹慎処分を受けているロンドンブーツ1号2号田村亮(47)が20日、都内で謝罪会見を行った。亮は契約解除を希望した。

 2人は経緯を説明。6月8日以降、吉本に反社会的勢力から金銭受領があったことを伝え、謝罪会見を希望したが、吉本側に阻止されたとした。岡本昭彦社長から謝罪会見について「やってもええけど、ほんなら全員クビにするからな。おれにはお前ら全員クビにする力がある」と言われたことを明かした。

 さらに2日前に吉本から突然、引退会見か契約解除を選ぶよう通告され、会社主導の会見を求められたとした。亮はネット視聴なども可能にしてほしいと希望したが、吉本から「いやいや、そんなんこっちで決める」と言われたとした。また「在京在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫やから」とも言われたとした。

 亮は「なにが大丈夫なんか分からん」と不信感がつのったと説明。「好きだった会社がこんな風に変わるんだ」と感想を語った。

 2人は会社を辞め、自分達で会見を開く道を選んだと説明した。」

 

2人の決断は相当なものだ。これまでのタレント財産すべてを投げうっているように見える。

他方、個人の力による人生のリセットを邪魔する思想は、ジャニーズ事務所吉本興業はよく似ている。強者の驕りそのものだ。

これらの会社にこういう思想があることを、どのマスコミもずっと気づかなかったとは思えない。気づいていながら、どこも問題にしなかった。問題にしていれば、吉本興業は2人に記者会見の場を与えていただろう。能年玲奈がテレビからも映像からも消えているのも、同質の問題が背後にあるかららしい。マスコミの、見て見ぬふりが、タレントの悲劇を深刻にしている。