フジテレビの社長の記者会見は、これがテレビ局のトップがする記者会見かと驚くほどひどい、自ら墓穴を掘ったとしか言いようのないものだった。
社長はフジテレビの生き残りを真剣に考えているのだろうか。自分や自分の取り巻きの生き残りを考えているかのようにみえる。そこに本心があるとすれば、フジテレビはおしまいだ。
フジテレビが生き残るためにすべきことは何か?
女性アナウンサーの上納に関わっていた幹部(女性アナウンサー幹部も)だけでなく、知ったあとごまかし切ろう、逃げ切ろうとした幹部たち、全員がいまの立場から身を引いて、人事を一新し新生のフジテレビに切り替えるという方針をはっきり打ち出し、ぶれないこと。
第三者委員会はその入口に向かうための手段とし、だれかにとって都合の悪い事実は公にならないようにして、だれかが生き残れるようにするという打算を一切入れないこと。
これをフリージャーナリストも入れた実況記者会見ではっきり説明すること。答えたくない質問であっても答えるべき質問には答える。すぐに答えられない質問にも逃げないでできるだけ速やかに答えられるよう努力すること。
その方向に進むことがはっきりすれば多くの社員は仕事に励めるし、スポンサーも戻りやすくなる。
フジテレビ幹部自らフジテレビがなくなるようなことをしていてはいけない。