「父親の代理人」はメッセンジャー?

 毎日新聞 3月2日(月)21時50分配信記事によると、
 ≪川崎市川崎区の多摩川河川敷で同区の中学1年、上村(うえむら)遼太さん
(13)の刺殺体が見つかった事件で、逮捕された3人のうちリーダー格の少年(
18)が「かみそん(上村さんのあだ名)を全裸にして川で泳がせた後、カッター
ナイフで刺した
」などと殺害を認める供述を始めたことが捜査関係者への取材で
分かった。18歳の少年の父親が2日、代理人を通じてコメントした。要旨は以下
の通り。

 今回息子が殺人容疑で逮捕されたこと。そして、そのことについて息子が認め
ているという報道を聞いて、大変ショックを受けており、今はまだ言葉が見つかり
ません。自分の知っていることは全て話をして、真摯(しんし)に捜査に協力して
ほしいと伝えたいです。皆さんにはご迷惑をおかけし、本当に申し訳ありません。≫

 「代理人」は弁護士?
 リーダー格の少年の弁護人とは別の弁護士か?
 父親には代理人がついていて、少年には未だに弁護人がついていないのだと
すれば、問題だ。
 父親の代理人が弁護士で少年の弁護人でもあるのなら、父親の単なるメッセン
ジャーではなく、少年のための弁護活動に積極的に取り組んで欲しい。

 父親はコメントで、「息子が認めているという報道を聞いて、大変ショックを受け
て」いるという。父親は少年が逮捕される前、少年としっかり話し合っていなかっ
たということなのか。弁護士が関与していながらこういう事態になるのは、少年
のためにも親のためにもよくない。
世間の人々が過剰に少年と父親を非難する
原因になる。
 弁護士が少年と父親を守っていない印象を受ける。