ケニアテロ容疑者の軌跡

昨日(3月29日)付毎日新聞が、2013年9月21日にケニアの首都ナイロビで
起こったテロ事件に加わっていたソマリアノルウェー人の青年のことを取り上
げていた。

ひとりの人間として軌跡を書いてもらうと、等身大で考えやすくなる。
当たり前だが、彼は生まれつきのテロリストではなかった。そういう人たちを掃討
する(消滅させる?)とはどういうことか。なにが彼をテロリストにしたのか。
記事で説明されているかぎりでの彼の人生をみると、テロリストになること以外に
生きる意義をだれも示せなかったということだろうか。

テロという現象面に囚われ、これへの対抗策という次元で問題を考えているかぎ
り、これからもテロはなくならないだろう。