長崎県は過ちを繰り返す!

長崎は年に1度、8月9日、日本中、世界中が注目する。長崎が発するメッセージは
核兵器のない平和な世界を」。
そのとおりだと思う。

しかし、佐世保女子高生殺害事件を題材にした、長崎新聞の連載記事『闇を照らす
を読みながら、疑問を抱くようになった。

長崎市は本気で核兵器のない平和な世界の実現を考えているかもしれないが、長
崎県はそんなことには無関心なのではないか。その疑問は連載の最後まで読み進
んでも変わらないどころか、深まるばかりだった。

連載記事の中に出て来る県の対応はとにかくひどい。

長崎県は、2人の女子高生を不幸のどん底(ひとりは命を失い、ひとりは残虐な殺
人犯になった)に突き落としたことについて、当事者としての責任意識を欠いてい
る。
長崎県の身内を守る意志は異常なまでに強い。重大な事件を起こさせてしまった、
児童相談所の課長は匿名報道に守られながら逃げ回り、人事課は課長のパワハラ
を「指導の一環だった」と言い張り、開き直る。
彼ら県庁職員らは、ほとぼりが冷め
れば、どこ吹く風。これが長崎県庁。これが子どもの命を守るべき大人たちのとる態
度か。

この県は、きっと、今後も同じような過ちを繰り返す。そして、その都度、組織を挙げ
て責任者を隠し、逃がし続けるのだろう。