本日の参考人質疑について
本日(19日)、衆議院の国家安全保障特別委員会で、参考人質疑が行われる。
参考人は青山繁晴氏、三木由希子氏、西村幸裕氏、前田雅英氏の4人。今回もわたしは
「落選」した。国会の委員会として聴くに値しないということか。
それはともかく、三木氏は、情報公開クリアリングハウスの代表者で、情報公開制度の
実情の問題点に詳しい。その延長として秘密保護法制の問題点についても詳しい。三木氏が
問題とする点を国会議員の方で的確に質問してくれれば、重要な問題の指摘がなされるに
ちがいない。
参考人の意見を参考にして法案を考え直すべきだ。そうでなければ、「参考」という
呼称は嘘になる。
前田雅英氏は、前自民党政権時代に有識者会議のメンバーだった刑法学者だ。当然、
法案の内容に対する厳しい注文はなく、必要論を強調することが予想される。
青山氏、西村氏が、秘密保護法制に詳しいことは知らなかった。法案の問題点を具体的
に指摘できるのだろうか。
で、今回も刑事弁護人が出て来ない。
日弁連もマスコミも不当捜査や不当な処罰拡大を懸念しているのに、刑事弁護の最先端に
いる弁護士を呼ばないという衆議院国家安全保障委員会の選択は英断か。秘密保護法が
できたら、捜査、裁判、被疑者・被告人とされた人やその家族の人生はどうなるのかという
話をする人がひとりもいない。
茶番を通り越して呆れる!