屈辱は永遠に消えない

毎日新聞2015年 3月18日(水)19時45分配信記事によると、
滋賀県近江八幡市のボウリング場で女性店員に無理やり土下座させたとして、強要罪
問われた男(27)に対し、大津地裁は18日、懲役8月(求刑・懲役1年)の実刑判決を言い
渡した。小野裕信裁判官は「相手の人格や立場を顧みず、悪質だ」と指摘した。≫

事件は、毎日新聞2015年01月20日東京朝刊記事によると、
≪逮捕容疑は昨年12月6日午前1時20分ごろから午前2時ごろ、近江八幡市のボウリン
グ場で、アルバイトの女性店員(37)に土下座を強要したとされる。来店時刻が未明だった
ため、この店員が少女2人に年齢を確認したところ、寺方容疑者が「以前は確認せえへん
かったやないか。店のものを壊したろか」などと激高。女性店員に土下座を求め、少女2
人も「はよせえや」などと迫った
という。≫

逮捕直後、男は「勝手に土下座しただけ」と否認。無職の少女(16)、県立高校2年の少女
(17)は認めていたという。

≪判決によると、寺方被告は昨年12月6日午前1時20分ごろから同2時ごろにかけて、知
人の少女2人とボウリング場を訪れた際、少女2人が女性店員に年齢確認を求められたこと
に立腹。「店のもん壊したろか」などと言い、土下座を強要した。≫

≪小野裁判官は「女性店員は屈辱的な対応を余儀なくされた。(強要行為の)大部分を行っ
ており、主犯としての責任は免れない」と述べた。≫のは、当然だ。

が、もっと気になることがある。01月20日東京朝刊記事によると、
少女の一人が昨年12月、土下座の画像を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿。

この画像を見たからこそ、被害者の女性店員は被害届を出す気持ちになったのかもしれない
が、ツイッター」に投稿された被害女性の屈辱的な画像は世界中に拡散してしまっている。
加害者たちが有罪判決を受けて刑に服し、事件のことを忘れてしまっても、世界中に拡散さ
れた屈辱的な画像は永遠に消えない。

ツイッターに投稿した少女の責任は重い。少女はその責任をどう考えているのだろう。