「いじめ」明確化へ=学校で対応しやすく?

時事通信 6月30日(木)20時26分配信
文部科学省有識者会議は30日、いじめの定義を明確化させる検討を始めた。≫

だれのため?

≪学校現場でいじめの解釈や報告状況が異なっており、秋ごろまでに考えを整理する。
文科省はこれを受け、いじめ防止対策推進法に基づく基本方針の変更などを検討する。≫

「学校現場でいじめの解釈や報告状況が異なっており」が問題というわけ。
管理する側の都合ということね。

≪同法はいじめを「心理的、物理的影響を与え、対象となった児童らが心身の苦痛を感
じている」行為と定義。同省が3〜6月、教育委員会や学校に実施したヒアリングで「定
義が広いため解釈が教員間で異なる」「定義通りに認知すると膨大な数になり、対応が
困難になる」などの意見が出た。≫

報告書をつくる便宜の問題ということ。
本末転倒な感じがする。

いじめられていると実感している子どもが、どうしたらいじめのアリ地獄から抜け出せ
るかが課題なのではないか。
報告書をつくる側の便宜から出発してしまうと、「あ、君の
場合は、残念だけど、定義に当てはまらないんだよね」なんて言われて、放置されるかも
しれない。