2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

これが日本の警察組織に逆らった記者の現実だ!

元北海道新聞記者、現高知新聞記者の高田昌幸さんの体験記、『真実 新聞が 警察に跪く日』(角川文庫)が出版された。この内容がすごい。 『追及・北海道警「裏金」疑惑』(講談社文庫)に詳しく書かれている北海道警裏 金追及もすごかった。デスクだった高…

合格倍率の疑問は解消されたが・・・

警察官のリクルーターをしていた若い巡査が自殺した事件に関連 して、4月16日に、「警視庁ホームページの表記のトリック?」を書 いた。 警視庁のHPには、年度ごとに、受験者数・合格者数・倍率が紹介 されている。【男性警察官の1類】 平成23年度/16,791…

ボストン・マラソンとテロ

21日、ボストン・マラソンがあった。 昨年のボストン・マラソンでの爆破事件を、CIAは「組織的な背景は なく、テロではない」と結論づけている。 ところが、日本の新聞、テレビでは、「テロ」と報道している。 昨日の朝のNHKニュース番組では、昨年の…

そして犯人の弟は自殺した

『週刊現代』4月26日号の記事に驚いた。 秋葉原通り魔殺人事件(2008年6月発生)の被告人(最高裁に上告中) の弟さんが自殺したという記事だ。 事件直後、『週刊現代』が2週続けて、弟さんの手記を記事にした。 細かい内容までは覚えていないが、読者の同情…

栃木リンチ殺人事件の被害者について考える

4月4日のブログで、こう書いた。 刑事裁判は中途半端な位置にある。 被害者や世の人々の処罰感情を満足させようとする面と、犯罪者に犯罪を 反省させ繰り返させないようにしようとする面がある。 ここに抜けているのは、被害者はどうして犯罪に巻き込まれた…

警察官数人を告訴へ 取り押さえ死で遺族 鹿児島

朝日新聞デジタル(4月18日(金)9時41分配信)の記事。 鹿児島市内の路上で昨年11月、市内の男性会社員(当時42)が警察官に取 り押さえられ、その後死亡した問題で、男性の遺族が、取り押さえにかかわった 鹿児島県警の警察官数人を特別公務員暴行陵虐致…

警視庁ホームページの表記のトリック?

警視庁ホームページの「採用案内 警察官」をクリックすると、平成26年 度の試験案内が出て来る。 末尾に、平成23年度、平成24年度、平成25年度の「合格倍率」が紹介 されている。 男性警察官と女性警察官を分け、それぞれを1類、2類、3類に分け、「受 験者数…

55分!

前回のブログ記事に、警察官の採用試験の受験者数を増やすことが、 現場の警察官のノルマになっていること、応募者数が多いことが警察 の見栄であること、自殺警察官はその犠牲者だということを書いた。 多くの人が関心を示してくれた。その中に真面目に問題…

警察組織の見栄とノルマと警察官の自殺

4月12日のブログ記事(「絶望しか見えなくなったとき、人は暴走 する」)に関連して、警察関係者からメールをいただいた。 本人の了解を得たので、以下にほぼ全文を紹介する。 自殺した巡査はリクルーターだったようですね。 リクルーターは若手警察官が任命…

絶望しか見えなくなったとき、人は暴走する

「警察組織の中では、自分の気持ちを曝け出して相談できるような 人はいない」「相談しようものなら、自分の弱点を他人に知られたこ とで、いつどのように不利に使われるかわからない」 わたしのところには、毎月、ひとりから数人の警察官、元警察官か ら職…

ついに出た! 『さる・るるる・る』

『さる・るるる』(1979年)、『さる・るるるone more』(1991年)、 『さる☆るるる special』(1998年)三部作から16年。五味太郎さん がついに続編(?)『さる・るるる・る』を出した。 わたしは『さる・るるるone more』がいちばんのお気に入りだった…

弁護士は「火中の栗を拾う」べきだ!

『県民健康管理調査の闇』は、何となく抱いていたイメージを打ち 砕くものとして出色だ。 何となく抱いていたイメージ。 それは、福島県は何よりも県民の健康や安全を第一優先して国と対 峙しているというイメージ。それが全くちがった。 長崎大学教授、広島…

誰のための、何のための、調査なのか

これは、毎日新聞の記者・日野行介さんが書いた『福島原発事故 県 民健康管理調査の闇』(岩波新書)の帯文。 この調査には胡散臭いものを以前から感じていた。読み進むに従い、 秘密、秘密の連続に驚くと同時に、緊張感が高まった。 まるで、自分のことを批…

なぜ被害者に厳しく、犯罪者に優しいのか?

3月21日のブログ記事「公訴棄却判決と被害者遺族の怒り」に対して、 「なぜ被害者に厳しく、犯罪者に優しいのか?」という趣旨で、かなり激 しい言葉で反論をいただいた。 批判する人は、「犯罪者を厳しく処罰するのは当たり前だ」と考える。 日本では、…

でも、ちょっと、レジで躊躇・・・

『週刊現代』を買ってくれるかもしれない人への忠告。 わたしは、電車の広告で『週刊現代』を買うことを決めた。だが、いざ、 コンビニの雑誌コーナーで『週刊現代』を手にとって、表紙をみて、ちょ っとたじろいだ。 いちばん目立つタイトル部分が、赤色を…

『週刊現代』を読んでください!

『週刊現代』の編集者か記者が3月28日のわたしのブログを読んでくれたか どうか知らないけれど、そこで書いたことを最新号で実現してくれた。 その記事こそ 「袴田巖さんの罪をデッチあげた刑事・検事・裁判官 全員実名で告発!」という記事。 どういう記…