2014-01-01から1年間の記事一覧

秘密保護法をどうやって廃止に持ち込むのですか?

久しく行き来のなかった知り合いの弁護士からメールが来た。 清水さんは秘密保護法廃止を実現するための具体的なイメージをどんなふうに 持っているのか、というものでした。 わたしは次のような返事を送りました。(但し、一部カット) 日弁連はかつては法…

「イスラム国」、公安「捜査」、秘密保護法について語ろう

わたしが代表をつとめている明るい警察を実現する全国ネットワーク(警察ネット)の 主催で、「イスラム国」、公安「捜査」、秘密保護法について語る集会を開催することに しました。どうぞご参加ください。秘密保護法で公安警察の暴走が始まる! 秘密保護法…

「沈黙は金、ではなく、禁!」

毎日新聞の10月30日付朝刊の「クローズアップ2014」と社会面の記事に ついて、ブログで疑問点を並べたが、東大准教授の氏(池内)がまちがえてい るので訂正してほしい、という指摘があった以外、だれからも反論がない。 毎日新聞の記事がおかしいの…

「クローズアップ2014」の続き

毎日新聞記事(平成26年10月30日朝刊)にはフリージャーナリストの常岡浩介氏、 「中東情勢に詳しい」東大准教授の池内恵氏、軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏の コメントが並んでいるのだが・・・。 北大生に会って話した常岡氏は、北大生の行動の動機は単…

萎縮、自粛、さらに迎合へ

「秘密保護法が施行されると罰則規定により報道が萎縮する」という論に、わたしは、 それ以前に自粛が日常化していると指摘した。 が、この指摘は不十分だった。 報道は権力に迎合し広報としての役割さえ果たしている、という点だ。 毎日新聞は10月30日付朝…

驚きの、船長に死刑求刑

4月16日、韓国南西部の珍島沖で起きた客船「セウォル号」沈没事故は、 沈没の諸原因といい、沈没後の救出対応といい、韓国という国の諸機関が 本来なされるべき業務を行えていないことを露呈した。 船舶を所有していた会社はひどかった。船長も船員も呆れる…

マスコミに報道の自粛を強要し続ける官僚群

日本のマスコミの自粛状況は自己増殖している面がたぶんにあるが、自粛奨励・ 自粛当然状況にマスコミを追い込んだ真犯人は裁判所、裁判官たちだ。 どういうことか。 一般の人にはわかりにくいかもしれないが、それが官僚的手法なのだが、それは 名誉毀損訴…

総理、先ほどは失礼しました

先ほど出したブログ記事に、「安倍政権」と書くべきところを「安部政権」と書いて しまいました。ブログをみた方からご指摘をいただいて、気づきました。安部総理 にはたいへん失礼しました。この文章を読んだ人の中には「どこの政権だ?」と疑 問に思った方…

問題は萎縮ではなく自粛だ!

秘密保護法の施行を間近に控え、マスコミの記者からは「報道が萎縮する ことはないか?」という質問をよく受ける。 昨夜、衆議院第二議員会館でOGP(オープンガバメント・パートナーシップ )についての初めての院内集会があった。集会に顔見知りの記者が幾人…

驚きの児相幹部の発言〜「放っておけ」

朝日新聞デジタル 10月26日(日)18時0分配信によると、 ≪長崎県佐世保市の同級生殺害事件の殺人容疑で逮捕された少女(16) =鑑定留置中=について、診察した精神科医が事件前、「人を殺しかねない 」と県佐世保こども・女性・障害者支援センター(児童相談…

シリアではなかった!

読売新聞 10月26日(日)22時44分配信によると、 カナダの国会議事堂前などで男が銃を乱射し、兵士1人が死亡した事件で、 射殺された容疑者(32)の母親が25日、容疑者が渡航を希望していたのはサ ウジアラビアだったとする手記を地元メディアに寄せたとのこ…

埼玉ダルク10周年記念フォーラムに行って来ました。

今日の午後、さいたま市の南浦和で、埼玉ダルクの10周年記念フォーラム があった。事前にお知らせの通知をもらっていたので、行って来た。行ってよか った。 わたしがダルクに関わるようになったのは十数年前。まだ、刑事裁判の世界 での認知度が低く、評…

テロか?刑法犯か?

毎日新聞の25日付夕刊記事によると、 23日、ニューヨークで、繁華街をパトロール中の警察官4人に向かって斧を 持った男(32)が突然襲いかかり、2人に切りつけ、その場で射殺れた。 ニューヨーク市警は24日、イスラム教に改宗した男による「テロ行為」と断…

「イスラム国」は日本男子をリクルートしているか?

昨夜(10月23日)のNHK『クローズアップ現代』を再放送で観た。 なぜ世界の若者が「イスラム国」を目指すのか、を取り上げていた。 外国から来て兵士になった者の報酬が地元の兵士よりずっと報酬が高い。 外国人の方が信用でき勇敢だからということらしい。…

「イスラム国」は日本男子をリクルートしているか?

昨夜(10月23日)のNHK『クローズアップ現代』を再放送で観た。 なぜ世界の若者が「イスラム国」を目指すのか、を取り上げていた。 外国から来て兵士になった者の報酬が地元の兵士よりずっと報酬が高い。 外国人の方が信用でき勇敢だからということらしい。…

5−Eyes構成国のコメント

先ほど(23日22時過ぎ)、NHKラジオのニュースで、カナダでのテロ事件につ いて、オバマ大統領、オーストラリア首相、菅官房長官のコメントが紹介されてい ました。 カナダのことを、オバマ大統領は「米国と一体だ」と言い、オーストラリア首相 は「家族だ」…

カナダ銃撃犯がテロ監視対象だったとしても

AFP通信=時事通信配信記事(10月23日(木))によれば、カナダの首都オタワで 兵士1人が死亡した22日の銃撃事件で、射殺された容疑者の男は、テロリストの疑 いで監視対象となっていたとのことだ。 この事件ニュースから、「日本でもテロ対策強化が必要だ」と…

私戦予備・陰謀と特定有害活動・テロリズム

朝日新聞の昨日の夕刊記事によると、警視庁公安部は20日にも新たに家宅 捜索をしたとのこと。 記事には「捜索を受けたのは千代田区内にあるマンションの一室。パソコンや 書類など十数点が押収されたという。」とあるだけで、「事件」(私戦予備・陰謀) …

秘密保護法の予行練習?!

10月10日、ビデオニュースの神保哲生さんのインタビューを受けた。 内容は、「イスラム国」に戦闘員として加わろうとしたとして北海道大学の男子学生が、私戦 予備・陰謀罪違反の疑いで警視庁公安部から家宅捜索や事情聴取を受けた事件についてだ。 わたしは…

「秘密保護、欧米水準に」

12月10日に施行を控えた秘密保護法についての、10月19日付日経新聞の特集記事の 見出しです。 え、日経新聞はこういう認識なわけ? と思って記事を読んだら、記事の中身は、秘密保護法の問題点をそれなりに指摘している ではありませんか。見出しをつけた整…

小渕優子議員が経済産業大臣をしたけれど

今日の朝、小渕優子経済産業相(衆院群馬5区)が首相官邸で安倍晋三首相と会い、自身の関係政治 団体による不明朗な政治資金処理の責任を取って辞表を提出し、受理された。 きっかけは、先週の『週刊新潮』の記事。 問題とされたのは、物品購入と観劇会。 地…

閣議決定したこれからが問題だ

昨日、特定秘密保護法の政令と運用基準が閣議決定され、今年12月10日から法律が 施行されることになった。この日から特定秘密保護法が本格的に動き出すことになる。 情報保全諮問会議で提案した政令(案)と運用基準(案)はそのまま閣議決定された。 わ…

警察手帳が盗まれた!

一昨日(2014年10月9日)の毎日新聞の朝刊記事。 8日、さいたま市で、逮捕した少年のポケットから本物の警察手帳が出て来た。 なぜ、少年が警察手帳を持っていたのか? 記事によると、警視庁の男性警察官の緑区の自宅に盗みに入って現金と一緒に盗んだとい…

重要ななにかが抜けている

今日付の朝日新聞朝刊記事の「メディアタイムズ」のコーナーは、「慰安婦報道 元記者の家族 も攻撃」 ≪慰安婦報道にかかわった元朝日新聞記者が勤める大学へ脅迫文が届き、警察が捜査を進め ている。インターネット上では、元記者の実名を挙げ、「国賊」「反…

「国賊」「売国奴」を口にする人たちの軽さ

「創」出版の篠田博之さんからメールが来た。 緊急シンポ!「朝日バッシングとジャーナリズムの危機」の案内だ。 案内文にはこうある。 「8月以降の朝日新聞に対するバッシングは「国賊」「売国奴」といった言葉が飛び交う異常な 状況になっていますが、こ…

問題はテレビ朝日だけではない!

読売新聞(10月1日(水)8時5分配信)が、9月10日夜の放送の「報道ステーション」の 誤報についてテレビ朝日社長が謝罪したことを報じている。 記事を一読して、この誤報はひどい、しかしこの手の誤報は朝日新聞、テレ朝だけの問題 じゃないと感じた。 記事…

秘密保護法の報道はこれでいいのか?

いま、秘密保護法はどうなっているか。 先週、マスコミ倫理懇談会の全国総会に呼ばれて、分科会で、秘密保護法に関する報道の あり方の問題について話してきた。 このときの様子を、東京では毎日新聞が昨日付で割と大きく取り上げている。ベタ記事だ と読者…

愛国者はだれか?

この連休中に、佐藤優氏推薦の「スノーデンファイル」(日経BP)を読んだ。インターネット上の 個人情報がどういう状態に置かれているのかを考える上で、とても参考になった。 本書は、NSA(米国国家安全保障局)が事実上、全世界のインターネットや携…

朝日新聞出版は内部告発をどう受け止めたか?

週刊文春(2014.9.25号)が、朝日新聞社の子会社、朝日新聞出版の不正競争防止法違反 問題を取り上げている。 親しい記者は、わたしが週刊文春の記事の話をすると、「そろそろ落ち着いた議論をする時期 ではないか」と言ってきたので、「わたしはそろそろ火…

映画館でスマホ!

東宝シネマが自宅歩いて10分ほどのところにある。休みの日には散歩のついでにときどき 映画を観る。 映画が始まる前に、上映中の注意事項が歌で説明される。「上映中はお静かに」「携帯電話 はオフに」「前の席は蹴らな〜い」。観客はみんな、注意事項を守…